香港・中国旅行記 2019新春 Trip in Hongkong&China 中国人必携白タクアプリ「滴滴出行(Didi)」とは何ぞや?【N-YAN旅行記】 #016
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<本日の動画>
本日の動画範囲でも使える静止画が全くないので、むりやり↓の写真を今撮りましたw。これは中国携帯に入っている「滴滴出行(Didi)」というアプリです。大阪にお住まいの方はTVでなぞの中国人美女が出演しているCMを見たことがあるでしょう。関西以外ではまだこのサービスは行われていないようです。
これは最近海外ではすっかりメジャーな手段となった「Uber」「Grab」といったライドシェア(早い話が白タクを呼べる)アプリです。日本ではタクシー業界の力が強いため、当分導入されないでしょうが(こういうことをしているから、日本社会はガラパゴス化していくのだが・・)、中国や東南アジア、欧米などでは当たり前のように使われているサービスです。
↑の画面は中国版の「滴滴出行(Didi)」アプリの画面なのですが、これを大阪にそのまま持ってきても使えてしまうそうで、中国人観光客からも好評なようです。
他ならぬワタクシ自身が、先日までこのDidiサービスを提供する側(タクシー乗務員)でしたので、このDidiの利便性やシステムの内幕などは一般の方よりはよく知っているつもりです。
日本ではこのDidiを良く使っていたワタクシですが、本家本元の中国では「滴滴出行(Didi)」を使ったことがなかったので、今回初体験してみました。
いや~、便利!そのひとことですね。中国のタクシー運転手は法人の運転手の態度が非常に悪く、携帯やくわえタバコで運転するなんてのは当たり前、乗車拒否も日常茶飯事でした。そもそもタクシーの絶対的な供給量が足りていない状態で「売り手市場」だったので、こういう悪質な運転手がはびこるのです。
そこで消費者が反旗を翻し、政府も追認せざるを得なかったのというのが実情でしょう。中国政府はえらくあっさりと白タクを事実上公認しました。それだけ法人タクシーのサービスが悪すぎたともいえるのですが。
実際に利用してみると運転手さんによっては水を1本プレゼントしてくれたり、車も清潔、運転手さんの身なりやサービス態度もきっちりしていて、よほど法人タクシーより信頼感が持てる感じです。おそらく料金は起点と終点をもとに算出されているようなので、わざと遠回りをする運転手はいません。しかも、乗車後運転手に対する評価を投票できるようになっているので、評価の低い運転手はすぐに淘汰されてしまいます。いや~、このシステムよく出来てるわ!(アメリカのUberのシステムの丸パクリらしいですが・・・)。
この後、マレーシアとタイでそっくりなシステムの「Grab」というのを使ってみましたが、こちらも最高!って感じですね。日本でも多くの人が海外でこのサービスを利用し、利便性を享受すれば「日本にもライドシェア導入を!」という世論が形成されていくのでしょうが、日本社会は保守的ですからねぇ・・。
ともかく、一度使えばクセになることこの上ないDidiなどのシステム、海外に行かれた際は是非一度お試し下さい。
↑は広州で撮った「純電動バス」。日本もさっさと法規制して市バスとタクシーは全面電動化させろよ~!って思います。中国社会に遅れをとっている面がたくさんありますぞ。