N-YAN 鉄旅&アジア旅

大阪在住の46歳が常識の限界に挑む(?)長期の旅に出たりします。

【香港旅行Trip in Hongkong 2018年秋・2日目】香港高速鉄道西九龍駅の下見0930#003

【香港旅行Trip in Hongkong 2018年秋・2日目】香港高速鉄道西九龍駅の下見0930#003 - YouTube

↑はい、動画(もうすでに「おーい、お茶」の世界w)。

実は今回の旅のメインテーマであり、そもそも香港へ旅立とうと決心させた最大の理由がこのたび開業した香港高速鉄道の取材でした。

アジアフリークにして香港厨、かつ中程度の鉄ヲタであるワタクシにとって、我が第二のふるさと(こと)広東省の深圳、広州と香港を結ぶ高速鉄道の開業は待ちに待ったイベントでした。じゃあ、到着早々乗りに行けばいいものを、今後の日程のアヤもあり、初乗りは後日ということにして、まずは香港側のゲートウエイである西九龍(West Kowloon)駅を見物、もとい取材に行きました。

(ここでも使える静止画は全く撮影していない・・。ええい、仕方ない。いつもの昔の画で済ますか・・。)

 今回の記事では、この高速鉄道が開業する前の香港=深圳・広州間の移動方法を紹介しましょう。

陸路で行き来する場合の基本はなんといっても羅湖(ローウー)まで通勤電車に約1時間揺られていって、そこで国境を越えるというものです。

後日実際に高速鉄道に乗ったときの回でも説明しますが、この方法の方が遥かに安いため、今後ともこの方法がメインとして残るのではないか、とワタクシは見ています。

他にはバスで「落馬洲(ロッマーツァウ)」というポイントに移動して国境を越える方法(これが一番安くて24時間通関できる)、専用リムジンに乗って車ごと移動する方法(これは当然高い)、そして船で蛇口港へ行くという選択もあります。

香港から広州へは「直通車(ツェットンチェー)」と言われる直通列車があり、かなり快適なのですが、結構お高い(HK$200位する)のと、古色蒼然といった雰囲気の機関車+客車列車が1日十数往復するだけといういかにもやる気のない状態が長年続いていました。(↓は数往復だけ走っている二階建て列車。おフランスのAlstom製TGV Duplexに似てるような…。結構カッコイイし快適。)

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だいたい、香港~深圳・広州という珠江デルタ東岸地区は人口が何千万いるか分かりませんが、その超がつく先進地域においてこのような前時代的・非効率な交通手段しかなく(そのせいでいまだに「香港=広州」間という100kmちょっとの飛行距離しかない航空便まで存在しています)香港への往来が大いに不便な状態になっていたのは今回開通した高速鉄道の開通を前提にしたが故だったのです。

つまり、地元の人にとっては「待ちに待った」開業だった訳ですが、この開業景気がこのまま続くのでしょうか?この問題は後日高速鉄道に乗ったときのレポートとともに検証したいと思います。